2025年介護問題 所要時間は5分です

2025年介護問題 いわゆる「団塊の世代」800万人全員が75歳以上、つまり後期高齢者となります。2025年問題とは、超高齢社会が訪れることで生じるさまざまな影響のことを言います。

要点をまとめると。

  • 認知症高齢者数:約320万人。今後、急速な増加が見込まれる。
  • 医療費や介護費の増大、またそれに伴う現役世代の負担の増大。
  • 労働力自体も減少していくため、さらに長時間労働になる懸念。

特に、「医療・介護費の増加」「認知症」は深刻な問題です。財務省の資料によると、75歳以上の人では医療費で約2倍、介護費では約10倍の差が生じているのです。

こうしたことから、医療・介護・年金を合わせた社会保険料率は、2025年度には31%に増えると見込まれ、現役世代の負担をいかに軽減するかも大きな課題となります。

出典:健康保険組合連合会「今、必要な医療保険の重点施策- 2022年危機に向けた健保連の提案-」

認知症対策は、さらに深刻です。65歳以上の高齢者のうち、5人に1人が認知症になると言われ、「徘徊」「行方不明」「アクセルとブレーキの踏み間違え」など突発的かつ予測不可能に近い事件が考えられます。

出典 厚生労働省 第1回介護施設等の在り方に関する委員会「資料4 今後の高齢化社会の進展~2025年の超高齢社会像~」

いかがでしたか?2025年問題は避けられない社会問題です。できることを今すぐ始めないと手遅れになってしまいます。20代の強い当事者意識で市政に対策を訴えます。